2011/04/09

鴻池朋子展「隠れマウンテン 逆登り」

●ふすま●

《闇ガラス》の襖の前に立つと、今にも ばんっ と勢いよく襖が開くような気配を感じた。描かれたカラス人間はちょうど中央から左右に分かれる。襖を開けると、そこに本質がある。

私は襖が開くとき、向こう側に胸を張って立っていられるようになろうと思った。


●しせん●

ドローイングの中の、真っ直ぐにこちらを見つめる瞳。ドローイングが見ているのは、表面ではなく中身。
心の中を見透かされているように感じるし、ドローイングを見ることによって、自身の内面を見ている。

—「見る」とは「創る」ことだ
ステイトメントの中のことばは、私の背中を大きく後押ししてくれる。

ちょうど震災と重なった会期。3月11日の後でも強く響いてくる作品とことば。ぶれない核心はホンモノであると確信できた。


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鴻池朋子展「隠れマウンテン 逆登り」
@ミヅマアートギャラリー
2011年3月9日(水)→4月9日(土)
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