2011/03/04

「アート」と「アートっぽいもの」について

ずっとモヤモヤしていたことの解決。

ここ数年で「アート」という言葉をよく耳にするようになりました。

まるで流行もののように、そして「アート」といえばそれで全ての説明がつくかのように、形振りかまわずに「アート」といっているような気がしてなりません。言葉として「アート」が氾濫している状態です。

褒め言葉のように「アートだね〜」と言われることもありますが、あまりにも抽象的でどういう意味で言っているのかがよくわからないことがあります。

「アート」だから「良いもの」というような、そんな考えがうっすらあるように思えるのです。「アート」という言葉が、「よくわからないけれど、きっと良いもの、ハイセンスなもの。」という意味の形容詞として捉えられている、というのでしょうか。

私にはそれがとても気持ち悪くて、もぞもぞした感覚をおぼえます。「アート」という言葉の定義が違うからなのでしょうが、もぞもぞする方を何と呼んだらいいのか、しっくりくる言葉が見つからずにいました。

が、やっとそれが「っぽいもの」とつければ気持ち良く収まることに気付きました。あくまでもアートではなく、「アートっぽいもの」。


いつもいつも素敵な時間を過ごすことができるお店での会話の中で見つけたことです。ここでは本当に自分と向き合うことができるし、お酒をのみながら美味しい料理を食べてワイワイ話をする、という中からもアートに触れる時と同じような感覚でいることができる大好きで大事なお店です。ここには、いわゆるオーソドックスなアートはありません。でも、ここで起こる楽しいこと、人とのつながり、皆の満足した楽しげな顔、漂う空気が、私の考えるアートと重なるのです。

世の中の「アートっぽいもの」よりも「アート」なことを、もっとたくさん見ていこうと思います。