2013/01/07

OFFICE BACTERIA「花咲きひらく地上線」

今年も新年はOFFICE BACTERIAから。


東日本大震災があって、世の中何かが変わったような気がしても、撤兵さんのスタンスは変わりません。
描きたいものを、描く。
描きたいものに変化があったとしても、基本的にやり方は、変わらない。

それでも私にとっては、作品に添えられた言葉がわかりやすくなったように感じられるのは、あれだけの大きな出来事がようやく私の中に取り込まれて、いろんな事がシンプルに明るみに出たからなのかもしれません。
ひとつひとつの言葉が、グサグサと心に突き刺さる手応えと内省。
全てに思い当たるフシがあり、まるで今、私が身を置いている状況に応えてくれているかのようでした。

絵はみる時々で変化する。まさにその通り。
絵と会話をして、それで自分でも気付かなかった自身のことを知り、思い直す作業。
数年前の作品にいまさら気付くことがたくさんあるのは、毎回眼が違っているからだね。と画家は言ってくれたけれど、正直なところ、ぼんやりとしか絵をみれていないのかもしれないという気持ちも、ある。
近頃、自信がなくなっているのがこのあたりにも出てきていることにまで、気付かされました。
いつも考えるのは違うこと。今回はわりと冷静に絵の前に立っていました。


《ブライニクル》2012

《ブライニクル》。昔みた絵に構成が似ていると思いました。洞窟のような覆われた場所。視線の先にいる動物。
けれど同じではありません。以前の絵は、その洞窟の中でエネルギーを蓄えるような深さがありました。今の絵には、前に進むための力強い歩調があります。そして自由で瑞々しい生命力を感じるのは、描かれたモチーフが増えているためだけではなくて、私たちの環境の変化や考え方が進化したからなのだろうと思います。


さあ、今年も、いこう。


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OFFICE BACTERIA(池平撤兵、ブリアンデカナエ)「花咲きひらく地上線」
@Gallery Conceal
2013年1月5日(土)→1月
13日(日)
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